腕時計を長くご愛用するためにも、クロノグラフを作動させてストップした後は、再度クロノグラフをスタートさせて、限りなくゼロに近い位置でストップしてからリセットすることをおすすめします。
レマニア5100やETA7750、スピードマスターのCal861などは、リセット時、結構な衝撃でハンマーというパーツがクロノグラフ秒針の車についているハート形のカムを叩いてゼロ位置に戻します。
そのため、ゼロの位置から遠いほど衝撃が大きく、それを繰り返すことで針の根本部分(ハカマ)が緩んできて、針が緩んだり外れやすくなってしまいます。
ゼロ位置から一番離れる30秒の位置からのリセットが一番衝撃が大きくなります。
何かを測定する際に、30秒付近で止めることがあった場合はすぐにリセットボタンを押さずに、再度スタートボタンを押して55秒付近になったら止めて、リセットした方が機械には優しい操作になりますので、ご留意下さい。